間違えやすい英単語の区別

 以前ブログで、単語の正確な理解が長文読解へのヒントとなることをご紹介いたしました。今回は先週の授業であった「良い誤答」を簡単にご紹介いたします。

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~問題より~

次の日本文になるように、(  )内に適語を入れて、英文を完成させなさい。


わたしはいつも傘を持っていくのを忘れる。

I always (           ) (            ) (           ) my umbrella with me.


正解は、

I always (forget) (to) (take) my umbrella with me.

「えっ?forget to bringじゃないの?」

中学生だと、単純に訳だけで判断しがちなtakeとbring。単純に「持って行く」「持って来る」という訳の違いではありません。知っていた生徒も知らなかった人も、ここでしっかりとその違いを理解しましょう。

◆「take」と「bring」の「持っていく」

take・・・「話し手または聴き手とは別のところ」へ物を持って行く、人を連れて行く

bring・・・「話し手または聴き手がいるところ」へ物を持って行く、人を連れて行く

「どこへ」持って行くのかによって決まる。

同様に、「行く、来る」を区別しましょう!

◆「go」と「come」の「行く」

go(行く) ・・・「話し相手がいないときに、自分が移動する(行く)」

come ( 行く)・・・ 自分が「聴き手のいる方」へ移動する、「聴き手と同じ方向」に移動する。

※車・動物・聴き手以外の人などが自分の方に移動してくる場合は、「come = 来る」です。

「相手の立ち位置が基準」

英語では聴き手がいる場合は、「聴き手を中心に考える」ということが大切です。

いずれも会話をしたり、問題を解くことで、間違いを正しく修正していくのがよいでしょう。英語力をつけるにはコツコツやるのが一番ですね!