
学力をつけるための第一歩は、授業を聴く姿勢を身に付けることです。
雑念が浮かんだまま授業に臨んでいては、
発育途中の若い頭脳をもってしても、なかなか良い結果が得られません。
教師による一方的な授業は論外ですが、ワイワイガヤガヤな授業もだめ。
生徒自身の頭をフル回転させることを心がけ、生徒を授業に参加させる工夫が必要です。
心理ゲーム
先日は、授業の合間にちょっとした心理ゲームを実施しました。
それは、やらせぬきのメンタリズム。
「こちらが想定したことば」を生徒に言わせること。
簡単な作業をさせた後、質問。
「頭に浮かんだ言葉は何?」
生徒を代表して、Sさんに尋ねたところ
言わせたかった色(赤)は、「銀」と失敗しましたが、
数あるものの中から見事、「金づち(hammer)」を言わせることに成功しました!
ただし、指名しなかかったFさんやSさんは「はんだごて」が浮かんだとのこと(苦笑)。
単なる心理ゲームに見えますが、実は奥が深いもの。
入り込むように身振りや手振り、話を見聞きしていれば
全員、こちらが意図する応えが返ってくるはずでしたが、残念ながらまだまだ指導する側も修行が足りないようです。
Don't be one way ticket.
教える側と教わる側。
教える側が一方的に、説明する授業では生徒の学力はつかない。
生徒自身が考え、正解までのプロセスを導き出せるのが理想的な授業。
教師が単に正解を解法を示すだけでは、応用力はつきません。
生徒のよい応え、よい誤答を引き出して
入試においての合格力を磨いていきたいと思います。